手術室


対応する診療科 外科・泌尿器科・疼痛治療科・循環器科
1月あたりの受け持ち患者数 10~15
勤務体制 外来看護師が兼務
夜勤体制 なし
待機 なし

 

どんな部署?

主に対応している科

外科:腹腔鏡下胆のう摘出、鼠径ヘルニア、大腸癌等の腸切除 など

泌尿器科:前立腺肥大、前立腺生検、膀胱腫瘍、尿管結石 など

循環器CAGPCIPTA

疼痛治療科:癌性疼痛ブロック(腹腔神経叢ブロック)・脊髄クモ膜下ポート留置術

現在は、外来看護師が手術室兼務の体制をとっています。合併当初は、手術に着くのが不安でしたが、手術室経験の長い、経験豊富な看護師がサポートしてくれたので、安心して手術に入れるようになりました。少しずつ、経験値を積み上げていけるように、外来スタッフ皆で頑張っています。

 

主な役割

    1.手術前の準備・患者対応

    手術前に、安全な手術が行えるように準備や確認を行うのが看護師の役割です。
    術前訪問を行い、患者様が安心して手術が受けられるようサポートします。

     

    2.手術中の看護(器械出し看護師・外回り看護師)

    手術室看護師は、(1)「器械出し看護師」と(2)「外回り看護師」(3)「記録看護師」の3つの役割に分かれます。

     

    (1) 器械出し看護師(直接介助)

    執刀医の近くで、清潔な状態を維持しながら、必要な器械を手渡す役割です。
    執刀医と息を合わせ、スムーズな手術進行を支えることが求められます。

    (2) 外回り看護師(間接介助)

    記録者の指示を受け、手術が円滑に進むように手術室全体のサポートする役割です。
    手術全体を俯瞰し、スムーズな進行と患者の安全を確保する役割を担います。

    (3) 記録

    麻酔科と協力し手術進行に合わせた看護を展開するための指示出しを行います。実践した看護の記録や、コスト入力などもその役割です。

     

    3.手術後の対応(術後管理・片付け)

    手術後は、患者の安全な移送・術後ケアの引き継ぎ・器材の管理を行います。
    術後訪問も実施し、患者様の術後の状態の観察、術前~術後に何か感じた点など聴取することで、業務の改善・患者様の不安軽減に努めています。

     

    4.手術の安全管理(リスク管理・感染対策)

    手術は患者にとって大きな負担がかかるため、安全管理が重要な役割となります。

     

    5.医師・麻酔科・多職種との連携

    手術室では、執刀医・麻酔科医・臨床工学技士・放射線技師など、多職種とのチームワークが不可欠です。そのため、私達が中心となり円滑な関係構築に努めています

     

    アピールポイント

    手術室看護師は、患者の安全を守りながら、高度な医療技術を支える重要な役割を担っています。専門性の高い環境でスキルを磨ける点や、チーム医療の一員として活躍できる点が魅力です。

     

      1.患者の命を守る最前線で活躍できる

      手術は患者の命に関わる重要な場面であり、迅速な判断力と的確な対応が求められます。
      手術室は、**「患者を守る最後の砦」**ともいえる現場であり、大きな責任感とやりがいを感じられる環境です。

       

      2.高度な専門スキルが身につく

      手術室では、多くの手術機器・麻酔管理・滅菌技術を学べるため、専門性を高めることができます。

       

      3.チーム医療の一員として活躍できる

      手術室では、医師・麻酔科医・臨床工学技士・放射線技師など、多職種と連携しながら業務を行います。
      1つの手術を成功させるために、医療チームの一員として役割を果たすことが求められるため、協調性やコミュニケーション能力も磨かれます。

       

      4.患者との関わりが特別なものになる

      手術室では、患者と直接長時間関わることは少ないですが、その分、限られた時間の中で患者に安心感を与える役割があります。
      患者にとって手術は大きな不安を伴うため、看護師の一言や丁寧な対応が、患者の安心につながることも多いです。

       

      5.ワークライフバランスがとりやすい

      病棟勤務と異なり、手術室は予定手術が中心で夜間の緊急手術も行っていないため手術室としての夜勤・待機はありません。日勤帯のみの手術室担当業務となります。