透析室


病床数 22床
1日あたりの受け持ち患者数 6~7
日勤体制 看護師5名、臨床工学技士8名、看護助手1

 

どんな部署?

慢性腎不全、糖尿病性腎症等の原疾患の患者が多く、高齢者が半分以上を占めています。 透析患者の登録数は約月65名です。当院では、急性期治療を終え、リハビリ目的や、療養目的で転院して来られ、介助の必要な方が多くおられます。 患者とのコミュニケーションはとれており、スタッフ全員が安心して透析を受けて頂けるよう心がけ、目配り・気配り・心配りをして、良い透析環境を提供しています。患者からのクレームは少ないです。 スタッフの年齢層は、勤続10年以上の看護師ばかりですが、透析以外の経験も豊富です。楽しく、元気に仕事をしています。臨床工学技士もおり、看護師と一緒に協力して業務を進めています。

 

主な役割

透析室の看護師は、透析治療の安全確保・患者の体調管理・生活指導を通じて、長期的に患者を支える重要な役割を担います。

1.透析前の準備・患者対応

透析治療を安全に行うため、患者の状態を確認し、適切な準備を行うことが重要です。

 

2.透析中の看護

透析は数時間にわたる治療のため、患者の安全を確保し、異常がないか最低限1時間ごとにバイタルサインに加えシャントやカテーテルの状態を観察することが必要です。

 

3.透析後のケア

透析治療後も、止血状況や低血圧など患者の状態をしっかりと観察し、安全に帰宅できるようサポートします。

 

4.透析患者の生活指導・精神的ケア

透析患者は食事・水分制限や日常生活の管理が必要なため、適切な指導を行います。

 

5.医師・臨床工学技士との連携

透析治療は、医師や臨床工学技士(CE)と連携しながら行うため、チーム医療の一員としての役割も重要です。

 

6.透析治療の安全管理(リスクマネジメント)

透析は週に数回行う治療ですが、合併症のリスクも高いため、安全管理が不可欠です。

 

7.通院困難な方に対して

おひとりで通院されることが困難な方には、状況に応じて当院の送迎を利用して頂いています。

 

アピールポイント

1.患者と長期的な信頼関係を築ける

透析患者は、週に23回、数時間にわたる治療を生涯続ける必要があるため、看護師と深い信頼関係を築くことができます。
「いつもあなたに会えて安心する」「あなたがいるから頑張れる」と言われることも多く、患者とのつながりを実感できる職場です。

 

2.規則的な勤務でワークライフバランスがとりやすい

透析室は、日勤が中心で夜勤が少ないため、プライベートと両立しやすい職場環境です。
「夜勤が少ない職場で働きたい」「規則的な生活を送りたい」と考えている人にとって、働きやすい環境が整っています。

 

3.高度な技術と専門知識が身につく

透析看護は、専門性が高く、スキルアップできる分野です。
透析看護認定看護師や慢性疾患看護専門看護師など、キャリアアップの道も豊富です。

 

4.チーム医療の一員として活躍できる

透析治療は、医師・臨床工学技士・栄養士・ソーシャルワーカーなど、多職種と連携しながら行う医療です。
「チームで患者を支えたい」「多職種と連携して働きたい」と考えている人には、やりがいのある職場です。

 

5.患者の生活の質(QOL)向上に貢献できる

透析患者は、治療と日常生活のバランスを取りながら生活しているため、看護師のサポートが大きな影響を与えます。
ただ透析を行うだけでなく、患者がより快適に生活できるように支援できるのが魅力です
また、当院では透析中の時間を有効利用して腎臓リハビリテーションに取り組んでいます。

 

6.急性期・慢性期の両方の看護を経験できる

透析看護では、急性期(急性腎不全)と慢性期(慢性腎不全)の両方に対応するため、幅広いスキルが身につきます。急性期の緊張感と、慢性期の長期的な関わりの両方を経験できるため、看護師としての成長につながる環境です。